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さて「FLATTOP」に手を加えます。
あんまり鮮やかな色だと重みも距離感も出ないのでまず
彩度を落とし影を強調します。平面部がほんとに平坦になら
ないように焼きこみツールを使ったりします。

艦長 色が黒すぎます!

まあ見ていたまえ。ふふふ

キャラが違う・・・

先ほどのレイヤーをコピーして「FLATTOP」の構成要素の
1番上の方にペースト、それをスクリーンモードにすると線
画を含めて明るくボケた感じになります。距離感を出す時
に良く使う手です。明るすぎる時は不透明度を下げて調節
します。

へ〜 なんかバックの空に溶け込んだ感じですね

雲の描き方〜♪
ブラシでもくもく白を塗り、青紫系のグレイで少しずつ
影を描き込んで行きます。
場所によっては指伸ばしツールで影の形を整えます。
この時強度を少し低めにしておくと良い感じにボケて伸
びてくれます。

太陽の位置を忘れちゃだめだよ♪

波の描きかた〜♪
あらかじめグラデーションで作った海にエアブラシ
とかで波の起伏を描き込んで行きます。
フィルター→変形→海の波紋で少しだけ適用して
みました。わかります?
波頭にホワイトでちょろちょろと描き込みます。
小さな部分なのでかなり適当です。

海の色って天気や場所によっていろいろ
変わるから面白いよね!

さて、ひとまずレイヤーをすべて表示して見ます。
ほぼ出来上がりってところです。

でもなんか物足りない感じ・・・
輝き?

そう、影を作ったからには光も表現しなくてはね!

ハイライトレイヤーをつくり光があたっているところにエアブラ
シのホワイトで描き込んでいきます。
レイヤーはオーバーレイモードにします。強すぎるようなら
不透明度を下げます。

艦長 オーバーレイとかスクリーンとか意味がわかりません。
教えてください!

うむ、マニュアルを読みたまえ!

がーん・・・

実は私も適当に試しているだけで一番見栄えが良くなるのを
使っているだけなんです。
まあマニュアルにちゃんと説明は書いてありますが読まなくても
特にいままで不都合はなかったからねえ・・・
まあ、読んだほうがいいに決まっておりますのでみんなは
読むように!うん!!

ああ、説得力が・・・

次は水滴だ!汗だ!!青春だっ!!!
はあはあ・・・かはっ(吐血)

どうどう・・・

細いブラシで一つ一つ描いていくんですが。

アップにするとこんなもんです。
描きかたによってはエロエロにな
ってしまうので注意が必要です。
要自制心!
まあ私くらいになればすらすらと・・・

そういや描きすぎて消してましたよね・・・
ま、まさか私のカラダで変なことを!?

黙りなさい。

そして丹念に一つ一つにハイライトを入れていきます。
アップ用の水滴はもっと大変な作業があったりしますが
今回はこの程度でそれっぽくなります。

目にハイライトも入れる。
いえ、瞳にも入っておりますが目ん玉にも入れましょう
ってことで。
これは各個人個人のキャラクターデザインにかかわる
部分ではありますので参考までに。

あたしとか目が大きいからディティールを必要とするの。
こんな目でコンタクトレンズ作ったら大変よね・・・

あ、きらきら筆・・・

そう、相変わらずやっています。

バージョン7.0にあがってメニューが変わりました。
今はこうなってます。描画モードはその状況により使い分けます。
今回はバックがくらめなのでスクリーンです。

これはスイカを包んだ網をビニール紐に変える方法です。
まずビニールを包んだ黒線だけをコピーしてレイヤーの
トップにペースト。
そしてイメージ→色調補正→チャンネルミキサーで色を変えます。
さわればなんとなくわかると思います。

直接ブラシで描いちゃうってのは?

もちろんOK!
ただ、今回はペンで書いた線を生かしたかったんでね。

下の黒線を消去してしまえばこのようになります。

さてこれがキャラクターの主線ですが何が違うかおわかりか?

色がついてます!・・・でもあれ?なんか色が交じり合ってる感じ。

正解。これはいままでのキャラクターの色レイヤーを統合してコピー/ペースト。
これをフィルターでぼかし、主線で作ったマスクで切り取り、濃度を濃くしたものです。
だから主線からはみ出すくらい思いっきりぼかす必要があります。

はみ出した部分はマスクで切り取られるって訳ですね♪

あっ!透明人間!?

どこどこ?と 、それはさておき・・・
光を浴びて輝く表現にするためキャラクターとバックのメカのレイヤーを
派手目にぼかし、新規レイヤーにコピー/ペーストして一番上に持ってきます。
レイヤーはスクリーンモードとし濃度は今回は58%としております。

するとこのようになります。

でもなんだか白っぽくなっちゃいましたね・・・
あたし日焼け前でももう少し色は濃いですよ?

まあね、ハイライト部分だけ合成するって手も合ったんだけどね。
でも大丈夫。
背景以外のレイヤーを合体させて「トーンカーブ」で微調整すればOK!

あれ?、魔法みたい♪

あとは想定した光源にあわせ逆光フィルターで光を合成して完成!
まあ、じつはこのあと印刷用とWEB用に色調節とかしてるんですがね、完成です。

お疲れ様でした♪ここまでちゃんと見てくださった方!

ずるっ(古典的表現)


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