浮揚型航空戦艦「伊勢」

 元陽皇国が進空させた浮揚型戦艦シリーズのひとつで特徴は後部甲板を航空機兵の発

着用の平甲板にしたことで、存る程度の航空兵力を有している。 ただし飛行甲板では

ないので、通常航空機による発着には使用できない。 元々建造時は通常の浮遊型戦艦

であったが建造中に敵航空隊の攻撃を受け艦の後部を大破し、又作戦中の空母部隊が大

被害を受け、航空戦力の補完のため急遽図面が引き直され現在の形になった。

 当然ながら砲戦能力は同クラスの浮揚型戦艦の半分以下で航空機兵の搭載能力も軽空

母以下となっているが、機銃の増設により対空能力は勝っている。 後に改装工事で後

部砲塔2基を撤去し後部平甲板を拡張し搭載機が増加した。 艦隊戦での使用は殆どな

く専ら単独での奇襲作戦や輸送船団の護送に使われた。

 同型艦に「日向」がある。


 改装後のスペック 

  全長 220m 全幅 31m 全高 56m 基準排水量 31,000t 速力 32ノット

  主砲 36cm連装砲4基8門 対空砲 12.7cm連装高角砲8基16門 機銃 25mm3連装

  機銃31基93門 25mm単装機銃11基 12cm28連装噴進弾発射機6基 

  搭載機数 22機(零式航空機兵の場合)

  皇紀2607年 進空 同2612年 擱坐 登録抹消


 元々浮遊型艦の所属は海軍だが、海面だろうが陸上だろうが移動できる浮揚型艦は陸

軍でも使用が開始されている。 最初の頃は優先的に海軍に配備されていたため両軍内

での優先順位に関する論争も存ったが、結果、共同作戦が増加し元来仲の悪い陸海軍の

交流が増え双方の間にある悪感情を取り除くという副次効果も生み出しており、両軍司

令部にも歓迎されている。

             作品について

 CGは砂岩台地の荒原を迷彩塗装を施され単艦にて進撃中の「伊勢」。

  当然有名な同名の航空戦艦がモチーフとなっております。 本物の方は本来の役目

 の方では殆ど活躍しておりませんが好きなもので・・・。 スペックも参考にはして

いますが”それらしく”と言う方向で同じではありません、あしからず・・・。

  原画が古くペン画のイラストだったため陰の表現にペンタッチが入っていたり

 しますがそのままで良しとしました。

※X68Kで描いた物をフォトショップで加工しています。

前に戻るタイトルに戻る