漫画の道具について

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ペン
定規
インク
ホワイト
鉛筆・その他
消しゴム
羽ぼうき・ブラシ
カッター
テープ類
その他


ペン

漫画製作で主に使われるのが
Gペン
(強弱がつけやすく比較的扱いやすい。少年漫画に向いているかな。私はキャラクターに使用してます。)
丸ペン
(繊細なタッチが付けられるが慣れが必要。少女漫画家御用達。私は背景や効果線に良く使います。)
カブラペン(サジペンとも呼ぶ)
(やわらかな線が描きやすいが強弱は少しつけにくいかな。扱いやすいペンです。)
スクールペン
(もっとも細い線が引けるペンです。扱いやすいが強弱はつけにくい。使いどころによってはかなり便利。)

他にもいろいろありますが自分が一番使いやすい物を選ぶのが良いでしょう。
もちろんミリペン(ピグマとか)、ロットリング、筆(筆ペン)で描く人もいます。
かすれたり消えやすい鉛筆やボールペン等、印刷上不向きな物は止めた方が無難ですが
逆にそれを効果として使う場合もあります。

定規

直線定規

(15cm位の扱いやすいのからマス目の入った30cm、長めの45cmの3種類を使っております。エッジが入った奴が使いやすいです。)
雲形定規

(やたらグネグネ曲がった奴は使いにくいです。これもなるべくエッジの入った奴を選びます。)
テンプレート

(楕円定規や真円定規など。便利だが値段も高い。一枚一枚人の手で仕上げをやっているかららしい・・・)
自在定規
(中に鉛とかが入っているゴム製で、自由に曲がりますが扱いやすいとは言えません。)

インク

製図用インク
(もっとも使いやすいのでは。ただし耐水性は無いです。)
証券用インク
(耐水性が売りのインクだが消しゴムを掛けると薄くなりやすい。少し水で薄めてやるとこの傾向が弱まり
使いやすくなります。)
墨汁
(昔からのお馴染み。乾くとある程度の耐水性が付く。これでベタを塗るとてらてら反射して私はあまり
好きではないですね。)
その他
(カラーインクの黒とかロットリングのインクとか)

基本的にペンとかで使える黒いインク状の物であれば問題はないと思われます。
ただ、スクリーントーンをはがすと色が剥がれる物や、ホワイトの相性の問題がある物もありますので
よっぽどの事が無い限り製図用インク、証券用インク、墨汁をおすすめします。

ホワイト

各メーカーから出ていますが私はLIONのミスノン(水性)が一番使いやすい。
実はガンジーの物と中身は同じなので、手に入らないときはこちらでもOK。
ポスターカラーの白とかカラーインク用とかいろいろあるが詳しい記述は別項へ譲ります。
最近はホワイトのボールペンや筆が出ているがまだ完璧とは言えません。
それでも使い方によっては効果が出る場合もある。これも別項へ・・・

鉛筆・その他

鉛筆はBとかが適度に柔らかくて消しやすい。もっとも私はシャープペンシルを使っていますが・・・
人によってはHとかの硬い芯で細かい背景を描き込む人もいます。結局これは好みの問題。
あとは青鉛筆で下描きをする場合もあります。薄い青は印刷に出にくいため消しゴムをかけずにすむから。
ただし、見た目は悪いが・・・
シャープペンシルの芯の太さは色々あるので0.5mmにこだわる事はないでしょう。

ピグマは線のサイズごとに種類があるミリペンと呼ばれるサインペンの一種。
これだけで漫画を描いてしまう人もいるくらい扱いやすい画材です。
欠点はタッチが付けにくく(当たり前)絵が平坦になりやすい事。
また、上から消しゴムを掛けると薄くなりやすい事でしょうか。

あと、超極細のボールペンも細い線を描くときに重宝します。
但し乾くのが遅いのでいきなり消しゴムを掛けてはいけません。

消しゴム


消しゴムは普通のMONOとかで十分だがいろいろ試してみても面白いかも。
練り消しゴムはラフを清書していくときに使いやすいし
砂消しゴムはスクリーントーンを削れるので雲や煙の表現に向いている。
私は鉛筆タイプの砂消しゴムを愛用している。(メーカーによっては使いにくい物もあるので注意)

羽ぼうき・ブラシ

消しゴムのカスを掃うもので、一般的な物で十分。
毛のブラシも使いやすいしナイロンの物も良い。
ただしナイロンの物は特にスクリーントーンが良く圧着されていないと剥がしてしまいやすい。

あんまりに痛みが激しかったり汚れていたらもったいなくても取り替えよう。
原稿が汚れてはしょうがないですから。

カッター

スクリーントーンを削ったり原稿用紙を切ったり?します。
ノーマルなカッター
(切れなくなったら刃を折っていくタイプ。これ一本でも十分に使える。)
いろんなメーカーの物が出ていて一番使いやすい物を選ぶ。
選ぶポイントはカッターの刃がぐらつかない物でなるべく軽い物でしょうか。
私のは200円のカッターを改造して使用しています。
デザインカッター
(細かい作業をしやすい。刃のバリエーションが豊富)
刃が交換できるのでいろんな種類の刃が使える。
私は雲とかの削りに丸刃を使用します。

テープ類

色々貼り付けるのに使います。全て「3M」の商品になってしまった・・・
完全に固定するための「メンディングテープ」
すぐにはがせる「はってはがせるテープ」(誰だこの名前付けたやつは)
上からペン入れが出来る上、はってはがせる「カバーアップテープ」があります。

その他

トーンへら
スクリーントーンを固定するためのへらです。別にスプーンの裏で圧着しても構わないんだが。
ディバイダー
製図用具の一種。コンパスとほとんど変わらないが両方が針になっており、正確に長さが計れる。
字消しプレート
(正式にはなんて言うんだろう?)
細かいところを消すために使う道具。それほど必要ではないが、精密に下描きをする人には便利。
ライター
ペン先の油分を飛ばしたりスクリーントーンを剥がしやすくするもの。
自分で買った事はない・・・
金定規
スクリーントンを直線に削ったりするときに使う。たとえば輝く太陽の効果とか。
トレス台
(原稿のトレスや濃いスクリーントーンの位置決めに使う)
いろいろな種類の物が出ているが、表面がガラス製の方がカッターの作業に使える。
私のはアニメーター時代の物で、でかくて厚くて重い。
ドライヤー
原稿を乾かしたりスクリーントーンを剥がしやすくするもの。
めったに使わないが・・・
トイレットペーパー
インクがこぼれたとき(やってはいけないが)や、インクの乾きが遅いとき、これを転がして吸い込ませる。
ティッシュでも出来るが(私はティッシュ派)。


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